交流分析(TA)

TAでは、「人はみんなプリンス・プリンセスとして生まれてきた、かけがえのない存在である」と考えます。

しかし、色々な体験を重ねていくについれて、何かが魔法のように覆いかぶさって、生き難くくなってしまうことがあるのです。

もし、あなたが、生き難さを感じているのなら、TAを勉強するとその理由が分かってくるかもしれません。

また、カウンセリングは、それらのことに気づき、そして、魔法から開放される助けになることでしょう。

TAはエリック・バーンによる理論で、次の4つの基礎理論があります。


【4つの基礎理論】

①構造分析(パーソナリティに関する理論)

フロイトが「無意識」という客観観察が不可能な部分に取り組んだのに対して、バーンは、客観的に観察可能な「自我状態」というものに着目しました。

自我状態は、大きく3つ(「親」「成人」「子供」の自我状態)に分かれ、そのうちのいずれかが、時と状況に応じて入れ替わりながら現れると考えました。

自我状態の現れ方は人によって異なり、グラフを用いてその特徴(傾向)を眺めることができるようにしたものがエゴグラムです。

50個程度の質問に、「はい」「いいえ」「どちらともいえない」のいづれかで答えていくと、自分の傾向が分かるといったテストが一般的です。

このテストは、その人の良し悪しを判断するのではなく、自分自身はどのような傾向があるかを知るために行います。

②交流パターン分析(二者の関係性に関する理論)

二人のコミュニケーションを次の3つに分類しています。

1).お互いに気持ちが分かり合えたと思えるやり取り(相補的交流) 
2).気持ちが伝わっていない(わかってもらえない)と感じるやり取り(交叉的交流
3).口で言っている事とは違うことを思っていると感じるやり取り(裏面的交流

このパターンを理解し、また自分のコミュニケーションに気づく事で、コミュニケーションをより良くしていこうとします。

ここで、厄介なのは裏面的交流です。例えば、皮肉を言うときは、言っている事と思っている事は違います。

そして、いくら良い言葉を使っても、思っていることは伝わってしまいます。

直接的に伝えられるよりも、嫌な感じがすることが多いと思います。

また、話している人には何の悪意もないのに、皮肉として受けとめてしまう場合があります。

例えば、「きれいねぇ~!」って言われたとき、嫌味に聞こえてしまったりします。

それは、受け取る人の過去経験の中でその言葉は嫌味として使われることが多かったから、裏の意味を感じることが癖になっているだけなのです。

このようなことを意識してコミュニケーションをとると、言葉だけに反応するのではなく、「この言葉で何を伝えようとしているのだろうか?」などと相手の本当の気持ちに近づく余地が生まれ、コミュニケーションは良くなっていくのではないかと思います。

③ゲーム分析

他人との関係において、「嫌な気分」を味わうことが多いとき、その人は嫌な気分を味わってしまう行動や感情のパターンを持っているかもしれないと考えます。

その代表的なパターンを知ることで、自分が持っているパターンに気づき、そこから、つまり嫌な気分を味わってしまう癖から脱却できると考えます。





④脚本分析

人は、その幼少期において体験したことに基づいて、自分自身の価値や自分が生きる世界はどのようなものかというものを決めてしまい(幼時決断)、その後の人生はその決断に基づいて生きているという考え方です。

これは成人した後でさえその人を支配してしまいます。

しかし、それは幼い未熟な時の決断なので、現実的でないことが多いものです。

また、それは自分が決断したことなので、それがふさわしくないと思った時には、新たに決断をしなおすことができると考えます。

  《例》 ・私は人から愛されるべき存在ではない。/・私の考えることなんて、つまらないことだ。




























次のコンテンツでは、心についての当方の理解を、TA(交流分析)を利用して、詳しく説明しています。

このエントリーをはてなブックマークに追加

スポンサード リンク

関連コンテンツ

new