心理カウンセリングFAQ
カウンセリングルームに、多くお寄せいただく心理カウンセリングに関するご質問を集めてみました。
Q.心理カウンセリングって?
- Q心理カウンセリングって?
- A
心理カウンセリングは、悩み、心の苦しさ、心理的な課題を持つ人を対象とする相談のことです。
日常生活の中の会話では、相談した相手から、話の途中で不用意に励まされたり、相手や他人の話を引き合いに出されて説得されたりして、「自分の話を最後まできちんと聞いてもらえた」という納得感を得られることが少ないところがあります。
心理カウンセリングでは、あなたの話したいことを、しっかり最後まで話せるようお手伝いします。
自分の気持ちをしっかりと話そうとする中で、自分の気持ちが整理されたり、自分の本当の気持ち(望み)に気づいていくことができます。
そして、そのような作業の中で、自分の気持ちが済むこともあります。
また、「気づいた本当の望みを大切にしよう」と決意することが、自分らしく、すがすがしく生きていくためのきっかけとなります。
【参考】あの頃の自分に戻りたい
Q.心理カウンセリングって、どういう風にするんですか?
- Q心理カウンセリングって、どういう風にするんですか?
- A
一般的には、カウンセリングルームにおいて、ご相談者と心理カウンセラーが1対1で話し合う形で行います。
(その他に、電話を用いる方法、インターネットとWebカメラを利用したWebカウンセリング、Emailによって文字を介して行う方法もあります。)
心理カウンセリングの間隔は、一般的には、週1回のペースで行うことが多いようですが、ご自身のやりたいペースでお受け頂ければ良いと考えています。
Q.心理カウンセリングって、どんな時に受けるものなのですか?
- Q心理カウンセリングって、どんな時に受けるものなのですか?
- A
あなたが、その悩みから長期にわたって抱え続けているようなとき、心理カウンセリングを活用するのは、解決への近道となる可能性があります。
「私の悩みなんてつまらないこと・・・」とか、「こんなことで悩んでいるなんて恥ずかしい・・・」などと言われる方がたくさんいらっしゃいます。
でも、他人と比較する必要はありません。
あなたの悩みは、あなたにとって、世界の中で一番大切な悩みなのです。
また、気になる心理症状や精神状態、行動の習慣などを改善したいときにも、心理カウンセリングは有効な手段のひとつです。
心の苦しさ、モヤモヤの大小に関わらず、気持ちを他人に話せば、心は随分と楽な状態になるものです。
【例えば・・・】
- 家族(.夫婦・親子・嫁姑など)のことで悩んでいる
- 落ち込みやすい
- 悲しみ・悔しさ・後悔などの気持ちから開放されたい
- 不安・心配の気持ちから開放されたい
- 心療内科や精神科に行っているが、別にじっくりと話しができる場所が欲しい
- 人間関係(学校・職場・恋人・友人など)を良くしたい
- 他人と楽に接することができるようになりたい
- 人前で話すのが苦手・あがり症
- 自分に自信が持てるようになりたい
- イライラしせず楽に過ごしたい
- 悩みを誰もわかってくれない・誰にも話せない
- 自分の気持ちを素直に話せる場所が欲しい
- 楽に生きたい・明日に希望を持ちたい
- 自分らしく生きたい
- など・・・
Q.心理カウンセリングには、何回ぐらい通うものなのですか?
- Q心理カウンセリングには、何回ぐらい通うものなのですか?
- A
心理カウンセリングを受ける方の目的によって変わってきます。
症状や行動などを改善したいというときには、1回でよくなる場合もありますが、一般的には、7~8回前後で終了する方が多いと言われており、また、当カウンセリングルームでは、3~5回で終結することは多いです。
気持ちを吐き出すことを目的にされている方は、「必要になったときに、たまに来る」というように活用されています。
これらは、あくまでも目安で、個人によって異なります。
Q.精神科や心療内科の病院とカウンセリングルームの違いは?
- Q精神科や心療内科の病院とカウンセリングルームの違いは?
- A
病院によっては「ゆっくり話すことができない・・・」と感じることがあるかもしれませんが、カウンセリングではご予約いただいた時間(例えば60分)、じっくりお話をして頂けます。
※当カウンセリングルームには医師はいないため、病気の診断や薬の処方はできません。 医師は、『病気を治療する』という立場に立ち、心理カウンセラーは『心を楽にする』という立場に立ってアプローチするのが一般的です。
Q.心理カウンセリングで、うまく話す自信がないのですが・・・
- Q心理カウンセリングで、うまく話す自信がないのですが・・・
- A
上手に話す必要はありません。
ご自分のペースで話して頂ければ良いと思います。
また、例えば「原因がわからないけど、心にモヤモヤがある」のようなことがあるかもしれません。
そのようなことでも大丈夫です。
あらかじめ話を作っておかなくても、そのとき話したいこと、心に浮かんだこと、感じていることをお話ください。
話しているうちに、ご自分の気持ちがハッキリしてくることは多いです。
重要なことは、『心が苦しい時に、一人きりにならない』ということなのです。
Q.精神科を受診するか、心理カウンセリングを受けるか迷っているのですが・・・
- Q精神科を受診するか、心理カウンセリングを受けるか迷っているのですが・・・
- A
何かの症状(眠れない、体の調子が悪いなど)があるとき、精神的なことが原因ではない場合もありますので、まずは、病院で診察を受ける方が良いと思います。
また、不安感・緊張感などが強すぎる場合なども、まず、精神科や心療内科などの病院へ行かれた方が良いかもしれません。
その後、通院を指示された場合は、病気としてのアプローチが継続されることになり、恐らく、その中心となるのが投薬治療です。
本当の解決につながるのか疑問を抱くこともあるでしょう。
心理カウンセリングでは、心の働きの調整としてアプローチしますので、通院と心理カウンセリングを、ご自身の目的に合わせて使い分けてみるのも一つの方法だと思います
Q.心理カウンセリングで健康保険は使えますか?
- Q心理カウンセリングで健康保険は使えますか?
- A
当カウンセリングルームは医療機関ではありませんので、健康保険適用の対象ではありません。
Q.心理カウンセラーに頼っていては、ひとりで生きていけなくなるような気がするのですが・・・
- Q心理カウンセラーに頼っていては、ひとりで生きていけなくなるような気がするのですが・・・
- A
「自分が頑張れば何とかなるのではないか・・・」と心理カウンセリングを受けようかと迷っている人はたくさんいるように思います。
でも、そんな方々は、今までの生き方を振り返ってみると、人に頼らず『ひとりきりで』一生懸命に頑張ってきたはずです。
ですから、心が辛く苦しいときぐらいは、『ひとりぽっちで頑張る』ということを、休んでみるのも良いのではないでしょうか・・・。
誰か他の人に弱音を吐いたり、誰かに見守られながら泣いたりすることは、つらい気持ちになった自分に優しくしてあげることにつながります。
そんな場所を確保しながら、しばらくの間、自分の本当の気持ちと向き合いながら、ゆっくりと過ごすことができたら、無理やり気持ちを奮い立たせなくても、「また、やっていける!」という勇気が、自然にわいてくるものです。