カウンセリングに行きたくない

心を楽にするために振り返る子育て

「カウンセリングに行きたくない」と思っている時は、たぶん、

「カウンセリングに行かなければならない。でも、カウンセリングには行きたくない。」

といった気持ちになっていると思います。

「行かなければならない」と思う気持ちには、

  • 「楽になりたい」という願いを実現したいという気持ちから来る場合
    (楽になる為に行かなければならない)
  • 他人に行くことを強制されるから行くしか仕方ないとい場合
    (言いつけに背けば怒られるから行かなければならない)

が考えられます。

そんな気持ちについて、少し考えてみたいと思います。

行きたくないと思うにはいくつかの原因が考えられます。

  • カウンセリングで精神的なストレスを感じている
  • カウンセリングで何かが変わりそうな気がしていたが、変わりそうな気がしない
  • カウンセリングに期待していたが、何も変わらず期待が出来なくなった
  • カウンセリングの意味が分からない
  • カウンセリングで自分の問題と向き合うのがつらい
  • カウンセリングで心理的問題の原因を探すのがつらい
  • カウンセリングで自分を変わると思っていたが、変わらない
  • カウンセリングで過去を思い出すのがつらい
  • カウンセリングで嫌な出来事を思い出すのがつらい

などなど、他にもあると思います。

これらのカウンセリングを活用するに当たっての目的に関する疑問については、また、別の機会に説明します。

ここでは、「カウンセリングに行きたくない」と思う大雑把な枠組みについて説明します。

カウンセリング に行きたくない と思う2大原因

カウンセリングがつらい

例えば、次のような状態です。

  • つらいことに耐えていれば、問題を解決できて、解決の向こう側に、自分が望んでいる状態が待っていると思って頑張っていたけど、カウンセリングの度に、自分の問題に向き合ってつらい気持ちになることに耐えられなくなってしまった。
  • カウンセリングでつらくなった気持ちが薄れるのに、しばらく時間が掛かる

カウンセリングは、苦手に感じることはあっても、つらさだけを感じて終わるようなものではないと信じています。

カウンセリングに意味を感じられない

ちょっと、曖昧な説明になりますが、カウンセリングでは、カウンセリングルームでのカウンセラーとのコミュニケーション体験が重要です。

理解することを求めている場合、カウンセリングルームにおいて体験することを疎かにし、理屈ばかりを求めてしまい、理屈に詳しくはなっても何も変わらないという状況に陥って、カウンセリングには意味はないと感じてしまうことがあります。

また、過去の出来事ばかりにこだわって、その事実関係のことばかり考えていても、同じように、カウンセリングルームでの体験が疎かになって、 カウンセリングには意味はないと感じてしまうことがあります。

「カウンセリングのつらさ」、「カウンセリングに感じる無意味さ」などのことは、別の機会に説明しますが、カウンセリングがつらいのなら、「つらさの向こうに解決がある」などと考えて我慢することはしないで、別のカウンセラーに変えてみる方が良いかも知れません。

行きたくない 気持ちとカウンセリングのきっかけ

カウンセリングに行こうと決断してカウンセリングを受けている場合

自分でカウンセリングに行こうと決めた場合は、カウンセリングに意味を感じられない場合は、「行かない」と決めれば、行かなくすることが出来ます。

ただ、一つ心残りが決断を迷わせる場合があります。

それは、カウンセリングはつらいけど、そのつらさを乗り越えた先には、心の苦しさが解決した状態があるのかも知れないという期待です。

この思いが、決断を迷わせます。

元来、カウンセリングは、苦手な感じはすることがあるかも知れませんが、つらいものではないはずです。

もし、つらいと感じているのなら、カウンセラーを変えた方がいいかもしれません。

他人にカウンセリングに行くように言われたからカウンセリングを受けている場合

「他人からカウンセリングに行くように勧められ、それを断れないから行っている」という場合は、割合多くあるのではないかと思っています。

そして、その他人は、多くの場合、親だと思います。

「カウンセリング に行きたくない 」と言っても、やめさせてもらえないことも多いでしょうし、それまでの人間関係の積み重ねによって、やめたい気持ちを伝えようとすると、「伝えても仕方ない」という気持ちが湧き上がって、伝えられなくなってしまうことも多いと思います。

できることなら、相当の勇気が必要だとは思いますが、カウンセリングに行かせようとしている人に、「カウンセリング に行きたくない 」と伝えてやめさせてもらおうとするのは一つの方法だと思います。

でも、もし、それが難しいのなら、きっかけのことは横に置いておいて、折角、カウンセリングを通うことになったのだから、もし、カウンセリングそのものがつらいものでなければ、「行く/行かない」ということに気持ちを煩わせることはやめて、いっそ、「うまく活用するにはどうすれば良いか?」と考えてみたらどうかと思います。

他人が他人にカウンセリングを受けさせようとする場合、少し厄介な問題があります。詳しくは、また、別のところで説明します。

カウンセリングの目的

カウンゼリングのメインの目的は、理屈を理解することではありません。

理解することは目的の一つではありますが、それよりももっと大切な目的があります。

それは、カウンセリングの目的は、『体験する 』 ということです。

  1. 人生の中で足りなかった体験を体験する
  2. その体験に慣れていく
  3. 慣れていなかった体験に慣れることによって、慣れていなかった体験に対して生じる違和感や居心地の心地悪さが薄れていく
  4. 違和感が薄れた結果、慣れていなかった体験の心地良さを感じることが出来るようになる

という経過をたどることが目的です。

心地良さを感じることに違和感を感じなくなったとき、居心地の良い体験を手に入れることができる『人との関わり 』 を、人生における魔法のアイテムとして手に入れることが出来ます。

そして、その後の人生の中で、つらいことがあっても、その魔法のアイテムによって、身近な人との関わりの中で得られる心地良さによって、傷ついた心を直ぐに楽な心へと手当てしながら過ごしていけるようになるのです。

詳しくは、また、別の機会に説明します。

最後に、繰り返しますが、カウンセリングは、苦手な感じはすることがあるかも知れませんが、つらいものではないはずです。