記憶ネットワーク再構築療法

また、ものごとに対する解釈は人それぞれですから、原因や解決策などの考えだけに意識を向けてしまうと、議論に陥りがちです。

どちらの説が正しいかの決着をつけたとしても、それは「前に進んだ」というよりは「振り出しに戻った」というイメージで、それによって何かが解決することはありません。

議論は、お互いの心理的なパワーを消耗させてしまいますから、議論的な傾向があるコミュニケーションを繰り返していると、楽になるどころか、カウンセリングをやめたくなってしまいます。

「何ヶ月も(何年も)カウンセリングを受け続けているけど、気持ちが楽にならない」といったことになってしまう可能性もあります。

このように、相談者の悩みを解決したいという気持ちの根底の感覚や感情ではなく、その気持ちが作り出した原因や解決策には、カウンセラーが目指していることを妨げる力として働いてしまいます。

また、決して議論にはならなかったとしても、長くカウンセリングを続けていても気持ちがなかなか楽にならないと、「いつまで続ければいいのだろう …?」、「こんなことをしていて、本当に気持ちが楽になるのだろうか …?」という不安な気持ちになってしまいます。

このような状態に陥ることを回避する為に、インテーク面接は重要なのです。