何から逃げる?

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今回は、『逃げる』『立ち向かう』という言葉に関係する部分について、少し考えてみたいと思います。

例え話を少し書きます。

例えば、あなたに、とても苦手と感じてしまう相手が居たとします。

あなたは、道を歩いていました。

すると、その苦手な相手が、遥か前方からあなたの 方に向かってくることに、あなたは気付きました。

しかし、相手は、まだ、あなたには気付いていません。

その人との距離が近づくにつれて、『イヤ』という感 覚が、だんだんと大きくなって、見付けた脇道へ逃げ込み、少しホッとしました。

■さて、この時、あなたは、一体何から逃げたのだと思いますか?

映像としては、『苦手な相手』、つまり、『苦手な対象』から逃げた、というように理解できるかもしれません。

また、『苦手な相手と出会うことによって起こる状況から逃げた』と理解する事も出来るかもしれません。

でも、本当のところは、そうではないのだと思います。

■「苦手と感じている相手を見ることによって引き起こされた『自分自身の中のイヤな感じ』から逃げようとした」

ということが、正しい表現ではないかと考えています。

つまり、自分自身の気持ちから逃げようとしているということです。

でも、自分が自分である限り、当然ながら、自分自身から逃げることができるはずはありません。

ですから、その対象から逃げても逃げても、気 持ちが晴れないのは当然のことなのかもしれません。

もし、いくら苦手な対象から逃げ回ってみても、

スッキリしない感覚が残ってしまうところがあるとした ら、

このような状況に陥ってしまっている事を疑ってみる必要があるかもしれません。