自然なコミュニケーションの回復を妨げる3つの壁

自然なコミュニケーションを取り戻して心の苦しさから解放されるために乗り越えなければならない3つの壁について説明します。

(自然なコミュニケーションを取り戻せば、心の苦しさから解放される理由は、『 心理カウンセリングに価値を見出せない方へ ・・・ 心理カウンセリングが心に働く理由 』を参考にして下さい。)

【第1の壁】 問題意識の固着

「心に問題がある」という認識は、不健全なコミュニケーションによって感じさせられる不快感を「心の問題によって生じる苦しさ」と解釈することによって生み出されます。

そのように考えるようになってしまう背景について説明します。

例えば、ひどいことを言って相手をつらい気持ちにさせてしまったとします。

本来ならば、「少し言い過ぎてしまった、ごめん」というように謝ってもいい場面です。

しかし、そんなときに、逆に、「こんなことを言われたくらいでメソメソするんじゃない」、「おまえの心が弱いからつらく感じるんだ」、「おまえがきちんとすれば、私もこんなことを言わなくても済むんだ」などと責める人がいます。

自分が「つらい気持ちにさせた責任」は棚に上げて、それを「つらい気持ちになった責任」として相手に押しつけてしまうのです。

このようなコミュニケーションは、他人の感情を受けとめることが難しい人がやってしまいがちです。