第11回 後悔しないために

(2005/09/29)

「もし、違う選択をしていれば・・・」という考えから抜け出せなくなってしまうことがあります。

そして、そこから抜け出せない原因を、自分の性格の傾向性だと決めつけて、「自分はマイナス思考だからダメなんだ・・・」と責めたり、「もっと、プラス思考にならなければならない!」と精神論的な結論を出してしまう人が多いように感じています。

でも、そう考えて無理に前向きになろうとすると、「過去が気になる」という自然な気持ちを否定してしまうので、苦しい気持ちから解放されることは少ないかもしれません。

過去を振り返ることを表す言葉に、『後悔』と『反省』がありますが、『マイナス思考は後悔』、『プラス思考は反省』と関連付けることが出来ると思います。

そして、プラス思考の本質は、過去への思いを切り捨てることでも、前に進み続けることでもはなく、『反省を将来に活かそうとすること』だと考えています。

反省というと簡単に出来そうなのですが、実は、準備をしていないと難しいところがあります。

ですから、プラス思考になる為には、『将来の自分が反省出来るように今を生ること』が大切だと考えています。

後悔しているときは、「自分が決断を誤ったから、今の状況になってしまった」と錯覚していることが多いように思います。

錯覚という言葉を使った理由は、決断の場面を改めて振り返ってみると、「決断できずに流されていた」と気付く人が非常に多いと感じているからです。