心の苦しさや悩みと心理カウンセリングの意味

悩みを例え話で説明すると

灼熱の砂漠のど真ん中に、 あなたがいるところを想像してみて下さい。

360度見回しても、ただ、地平線が見えるだけです。

あなたの手には、コップ1杯の水があります。

この水で、何日生き延びられるのか分かりませんが、大切に飲まなければならないのは確かなことです。

そんな状態で、あなたは、VR(バーチャルリアリティ)のゴーグルを装着されます。

そのVRゴーグルは、一番はじめに使用した場所の風景を再現する性質があります。

砂漠のど真ん中では、VRゴーグルを装着しても、VRゴーグルを外して直接目で見ても、同じ風景が見えます。

コップ1杯の水を、直接見ても、VRゴーグルを通して見ても、きっと「コップ1杯しか水がない」と感じることでしょう。

VRゴーグルを装着したまま過ごしているうちに、あなたは、 VRゴーグルを掛けていることを忘れてしまいます。

次に、この砂漠の風景を記憶したVRゴーグルを掛けたまま、あなたは、きれいな水が湧き出る泉のほとりへと瞬間移動します。

手に持っているコップ1杯の水を見て、どう思うでしょう?

VRゴーグルを通して見ているあなたは、恐らく、 「コップ1杯しか水がない」と思うでしょう。

なぜなら、VRゴーグルには、はじめに見た「砂漠」が風景として映し出されているからです。

しかし、周りの人たちは、コップの水をガブガブと飲んだり、中には、余った水を捨てたりしています。

周りの人たちは、自分たちが泉のほとりにいることが分かっていますから、そのような行動をしても不思議ではありません。

しかし、 風景として、泉ではなく砂漠を見ている あなたは、大切な大切な水を粗末にする周りの人たちのことを理解することができません。

理解しようとしても理解できないので、やがて、「どうして水を大切にしないんだ!」と怒りさえ覚えるようになります。

この「水を大切にする」ということへのこだわりによって、 「水を大切にしない」という問題を浮き上がらせてしまいます。

やがて、あなたは、人間関係が煩わしいと感じるようになってしまいます。

逆に、泉から湧き出る水を汲みながら飲む人たちも、あなたが「どうして水を大切にしないんだ!」 と不快感を伝えてくる理由を理解できません。

なぜなら、彼らには、あなたが見ている砂漠が見えないからです。

やがて、彼らも、水をガブガブと飲むことを妨げようとするあなたを煙たく感じるようになります。

このようにして、お互いの想いの中に、お互いが親密になることを妨げる力を生じさせてしまいます。

これが、悩み込んでしまっている時の状態です。(詳しいことは省略しますが、自分のことで悩んでいると思っていても、結局は、人間関係のことで悩んでいます。)

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