頂いたコメントへの返信を兼ねて、タイトルの内容を少し説明させて頂こうと思います。
前置き
心理カウンセリングは、いったい何をしてくれるのでしょうか?
私が心理カウンセリングを学び始めた頃は、心理カウンセリングは、世間では、まだまだ一般的なものではありませんでした。
今も、まだ一般的なものとして受け入れられているとは言えません。
ただ、「心理的な問題がある」と思われる状態に陥った人が「心理カウンセリングを受ける」というと、 その解決への道を歩み出した印象を与える位には、社会に浸透してきているようには感じます。
しかし、「心理カウンセリングは心の問題を解決するらしいから、きっと、心理カウンセリングを受ければ、あの人の問題も解決するのだろう・・・。」そんな感じで、 まだ、どこか人ごとのような感じのような気がします。
日常の生活の中で 、自分の為に心理カウンセリングを活用しようと思うことは、ほとんどないのではないでしょうか。
これは、日本社会の中では、心理カウンセリングは「心の問題」を解決するためのものという印象が、まだまだ強いのだろうと思います。
実際に、カウンセリングにお越し下さる方のお話を伺っていても、ご自身の心の中に「得体の知れないもの」が潜んでいて、それを掘り起こすことが解決につながると考えている方が多いと感じています。
しかし、心の苦しさは、心に得体の知れないものではなく、 ほんの些細なことによって引き起こされているのです。
そのことを、ちょっとした例え話で説明します。
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