脳の働きと量子コンピュータ

1.カウンセリングでの不思議な体験

ある方がカウンセリングに来られました。

主訴は、「親しい友人が、私がとても嫌っている人と仲良くするので、今まで通りに接することができなくなって困っている。」ということでした。

「イメージの中の友人にまとわりついている嫌っている人の雰囲気のようなものを、催眠を利用して消してみたら、また、友人とつきあえるようになるかもしれない」

そのような仮説を立て、やってみることになりました。

「暗示」が働けば、仮説のようなイメージの変化が起きて、しばらくは、友達とこれまで通りにつきあえるようになるということが起こります。

(余談ですが、「しばらくは」と書いたのは、一旦、暗示で本当の気持ちを覆い隠しても、根本的な部分が解決されていなければ、同じ問題が再現することが多いからです。この件での根本は、「どうして、その人がそんなに嫌いなのか?」というところが入り口になります。)

実際に催眠誘導し、友達をイメージしてもらうと、予定通り、その友達に嫌いな人のイメージがまとわりついていました。

そこで、そのイメージを消してもらいました。

すると、予定とは異なり、「嫌いな人のイメージを消していくと、それにつれて、同じように、友人のイメージまで消えて行ってしまう」ということが起こったのです。

そこで、嫌いな人のイメージを元に戻していくと、友達のイメージも濃くなっていきました。

何度、繰り返しても同じです。

そして、何度か繰り返している内に、相談に来られた方は、

  • 「その友人が自分の嫌いな人と仲が良い」ということを含めたものが、自分の友人そのものなんだ

と、ちょっと、悟りが開けて吹っ切れたような様子になって、帰って行きました。

自己意識だけによって、イメージの変化を起こしているのなら、仮説の通り、嫌いな人のイメージが消えるはずです。

ところが、自己意識では全く想像していなかったことが起こり、しかも、それによって、真実を理解し、一つの解決を得るに至ったのです。

この現象から、人は、自己意識から離れたところでは、真実を知っているのかもしれないと思いました。

そして、「なぜ、真実を知っているのか?」というところを、以前は、「真我」や「ハイヤーセルフ」といったスピリチュアルなところとのつながりではないかと、ちょっと疑いはじめました。