重力レンズ

光は、その通り道の媒質が変化すると、光の進む速度が変るため、屈折という現象が起こります。

が出たり、蜃気楼が見えたり、水面から差し込んだまっすぐの棒が曲がって見えたりするのも、この屈折が原因です。

( その辺りのことは、次のページを見ると、概要が理解できます。 (–> 基本用語解説: 東海光学株式会社 ))

宇宙でも光の屈折という現象が観測されています。

これが重力レンズです。

しかし、重力レンズでは、地上の屈折とは違う原理で光の通り道が曲げられる(屈折する)と考えられています。

重力レンズでは、光の進む速度の変化ではなく、その名前からも想像できるように、強力な重力によって、曲げられると考えられているのです。

下図では、クエーサーという非常に大きな質量を持つ天体の影響によっての通り道が曲げられクエーサーの裏側にあって、観測できるはずのない天体が観測されたということと、その原理について説明されています。

George Djorgovski氏のウェブページ より

その他の参考画像も掲載しておきます。

First ESA Faint Object Camera Science Images the Gravitational Lens G2237 + 0305

 

Hubble, Sloan Quadruple Number of Known Optical Einstein Rings

クエーサーという大そうな天体以外でも、同じ現象が確認されたといいます。

皆既日食の時に、太陽の裏側にあって観測できるはずのない星が目視で観測されたそうなのです。