06. 現代社会の根本問題

個々の人の努力だけでは、解決できない問題があります。
ここでは、社会の中にある、そんなもう一つの問題について説明します。

07-01. 集団の特徴

現代社会には、「属す群れがない」という現実があります。

自分を守ってくれる群れがないのです。

行政が、いくら良い社会福祉施策を行っても、そこに『群れ』という概念がなければ、人々に本当の安心を提供することはできないのです。

地域社会、学校、職場、サークルなど、どんな集団も、次の4つのタイプの人が入り混じっています。

  1. 自分の『自己防衛機能』を他人に委ねられる人
  2. 他人の『自己防衛機能』を預かることができる人
  3. 自分の『自己防衛機能』を他人に委ねられない人 (自分の論理で相手に守らせようとする)
  4. 他人の『自己防衛機能』を預かることができない人 (自分の論理で相手を守ろうとする)

ほとんどの場合、1 と 2 、3 と 4 は、それぞれ裏表の関係になっていますから、 の2タイプの人で構成されていると考えることができます。

  • 1 と 2 の特徴を持つ人
  • 3 と 4 の特徴を持つ人

集団は、

1 と 2 の特徴を持つ人の割合が多いほど、安心を感じさせてくれる確率が高く、

3 と 4 の特徴を持つ人の割合が多いほど、人を不安にする確率が高いのです。

現代社会には、そのような人を安心させてくれる集団があまりにも少ないのです。