パラノイア(妄想症)

【お知らせ】

現在、新型コロナウイルスに関連する緊急事態宣言を受けて、カウンセリングルームでの対面カウンセリングは休止しています。電話カウンセリングのご利用をご検討下さい。

-> カウンセリングルームとカウンセリングのご案内

説明

一般的な説明

現実の出来事に対する思い違いをもとに、まとまりのある体系的な被害的または誇大的な妄想が徐々に形成されます。

妄想以外には目立ったところは見当たりません。

(迫害妄想・誇大妄想・好訴妄想・発明妄想・恋愛妄想・嫉妬妄想・心気妄想など)

もう一つの説明

症状の「もう一つの説明」

個人的な妄想

「妄想」というと、ちょっと重たい感じがするのですが、もう少し簡単に表現すると

  • 自分の中のイメージと他者のイメージの間に生じた差異が、修正されずに大きくなってしまった状態

ということができます。

コミュニケーション不足

相違が生じる原因は、コミュニケーションの不足が想定され、

  • 全般的に人とのコミュニケーションが苦手(或いは、交流関係がごく限られている)
  • とても関心のある事だけれども、それを他人に対して隠したい感じがしていることがある

といった場合に、妄想が生まれる余地が生じると考えています。

ですから、コミュニケーションが円滑に行われるようになれば、これまで妄想として留まっていた考えが、想像と現実に、自然に振り分けられていくようになると考えられます。

快・不快の感覚の蓄積

自分に生じた快・不快の感覚を排出できずに蓄積している場合にも、妄想は形成されます。

いつまでも解消しない『心のモヤモヤ感』を抱えていることは、心地良いものではありません。

そこで、そのモヤモヤを解決するために、その原因をうまく説明することができる事実や概念を拾い集め、つじつまの合う認識として組み立てていき、妄想は固定化していきます。

つじつまの妄想を構築し、その妄想を通して現実を理解することが、モヤモヤとした気持ちを納めることにつながることもあります。

逆に、妄想が固定化することによって、次に、その妄想を原因とした解決行動を始めることもあります。

【参考】
躁(そう)状態・鬱(うつ)状態・躁鬱(そううつ)状態に関する仮説