心の苦しさと悩みを解決する記憶ネットワーク再構築療法

インナーチャイルド・ヒーリング

インナーチャイルド・ヒーリングの「インナーチャイルド」とは、直訳すると『自分の中の子供』ということになります。

簡単に言うと、

子供の頃の自分が、大人になった後でも自分の心の中に居て、心理的な影響を及ぼしている

という説明になると思います。

『インナーチャイルド』という言葉からのイメージ

『大人になった後に生じる様々な心の問題は、このインナーチャイルドによって引き起こされる』というように、心理的な問題の原因として扱われることが多いと思います。

また、インナーチャイルドの癒やしというように『癒やし』という言葉とセットで使われると、問題児の子供の頃の自分が今も暴れまわって悪さをしているので、それを沈める事で現在の問題の解決につながるといった印象を持つ人も、中には居るかもしれません。

また、インナーチャイルドという言葉と、無意識という考え方の持つ似たような雰囲気のために、その2つが何となく結びついてしまい、インナーチャイルドは、自分とは無関係な別人格的に存在するといった印象を持ってしまう人もいるかもしれません。

しかし、そういったことではありません。

人格としては、あくまでも、今ここに存在する自分自身しか存在しません。

今ここにいる自分自身が、自分の行動や言動などの意図を理解することは可能ですし、責任をとることができることは確かなことです。

ですから、正しく考えれば、別にインナーチャイルドを引き合いに出さなくても、本当の気持ちに気付き、自分にとっての解決を得ることは可能なのです。

では、なぜ、インナーチャイルドなのでしょうか?

インナーチャイルドは方法論

しかしながら、子供の頃に自分の気持ちを抑え込み、自分の感覚を麻痺させて、それを俗にいう『普通のこと』として受け入れてしまっているので、大人になったあと、心理的な何かを解決しようとした時、核心部分は『普通のこと』として除外されてしまう事が多く、その結果、本当の気持ち以外のところで思考が堂々巡りしてしまいがちになります。

そんな時、子供の頃の自分を振り返ること、いわゆるインナーチャイルドを見つめる事は、今まで、除外していた『普通のこと』の本当の意味に気付くきっかけになるのです。

インナーチャイルド・ヒーリング手法の活用と成果

大人になってから、子供の頃を振り返ると、当事者としての自分ではなく、第三者的に子供の自分を眺める事ができます。

これは、『普通のこと』として抑えつけなくて、状況を客観的に観察できるということを意味します。

そして、子供の頃の自分に、「本当の望みがあったけど、そんな状況だったら、それを『普通のこと』として、受けとめるしか仕方なかったんだよね・・・」と『普通のこと』としていたことが、本心にとっては『普通のことではなかった』ということに気付いてあげる事ができるのです。

このとき、子供の自分を思うと、自然に涙が出てきる事は多いです。

この涙を伴う様子から、この方法論による一連の流れを、インナーチャイルドの癒やし(インナーチャイルド・ヒーリング)といった呼び方がされる事も多いようです。

これは、

  • 理解することで洗脳から解放されること
  • 泣くことによる感情の放出

という2つの過程が生じているのだろうと考えています。

泣くことの効用については正しい泣き方をご参照下さい。

そして、『普通のこと』とか『しかたない』とかいうような『子供の頃の諦め』に対する気付きを通して、今ここに居る自分に、一種の洗脳からの目覚めが起こり、今の自分が諦めていた本当の望みに気付き、それを手に入れようとし始めるきっかけになるのです。

まとめ

  • 普通は~
  • みんなは~だから
  • ~しても仕方ない

といった言葉は、自分の望みを封印する言葉です。

『自分が行動することを諦めさせようとする言葉』を使うようになった背景を理解することで、今の自分が、再び、自分の願いを実現しようと思えるようになります。

インナーチャイルドというアプローチは、この流れを心の中に自然に生じさせることを助けてくれるのだろうと思います。
 

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