疾病利得(しっぺいりとく)

一般的には、この言葉は次のような意味で使われることが多いと思います。

本人は意識していないが、病気や症状によって得ているものがある。逆に言うと、病気や症状などを生じさせて何かを得ようとしている。

こんな説明を読むと、『疾病利得』という言葉には、「ずるい」とか「卑怯」とかいう印象がまとわり付いているような気がしています。

しかし、本人にとっては、自分が本当にその症状や病気に困っているわけですから、そこに疾病利得なんて言葉を引き合いに出されると、そんな言葉を受け入れられなくて腹が立つことはあっても、解決へ向けてのヒントになることはほとんどありません。

逆に、自分の困っていることを『疾病利得』と結論付けられてしまい、その先をどのように考えたら良いのか分からなくなって、行き詰ったような苦しい思いにさせられることの方が多いところがあります。

そこで、行き詰らず、それを解決のヒントにするためにどのように考えれば良いのかを説明します。