共依存

共依存関係とは

一般的に、依存したい人と依存させたいひとが結びついたときの人間関係のことをこのように呼んでいると思います。

ただ、一般的に共依存という言葉を使うとき、「相互の依存関係がある」ということが問題視されているようなのですが、お互いに依存しあっていても、お互いが満たされているのなら何の問題もありません。

しかし、そこに何らかの問題意識を持ったから、共依存という言葉にたどり着き、それが問題だと確信したはずです。

「依存させたい人」になりやすい人

共依存という言葉を使うと、そのような問題があるように思えますが、普通の生活の中では、そのようなことには、まず気付きません。

そこで、「相手が相手のペースでことを進めるのをのんびりと傍観できるかどうか」ということをチェックしてみて下さい。

もし、途中で痺れを切らせて口出ししたり手出ししたりし易い傾向性があるなら、依存させてしまう傾向が高い意可能性があります。

「依存したい人」になりやすい人

逆に、相手から、口出しされた時に、それに従いやすい人や、従いたくなくてもそのことを口に出して相手に伝え難い人は、別の人がその様子を眺めた時に依存したい人として観察されやすいところがあります。

この傾向は、行動の途中でそれを相手から取り上げられたり、違う行動を強要されることを多く経験したため、主体的に動かない習慣が身についてしまう為に生じると考えています。

「依存させたい人」は「依存したい人」をひきつける

「依存したい人」は、主体的な行動をあまりしなくなっています。

その様子を眺めていると、普通の人は、「その人はそんなペースの人なんだな」とわりとのんびり構えていられるのですが、「依存させたい人」はそうはいきません。

痺れを切らせて、口出ししたり、代わりに自分がやってしまいたくなります。 この様子をひいき目に表現すれば、世話をやくとかお節介とかいうのかも知れませんが、優しさよりはイライラに近い感覚から動いてしまっているところがあるのだろうと思います。

このような2人が身近にいると、このような光景は繰り返されることになり、両者は引き合ってしまうことになるのです。

共依存の心理

外見的には、両者は、親密な関係に見えるところがあります。

しかし、心の底では、自分の気持ちを言えないイライラと、相手が自分の思うペースで進めないことに対するイライラした感覚を、お互いが持っていることが多いのです。

引き合った後、離れられない理由

この状態は、次第に、一緒にいると、肉体的、或いは、精神的に辛い思いをさせられるにもかかわらず、その相手から離れることが出来ないといった状況に変っていくことが多いのです。

  • また、自分より先にやってしまう相手をできる人と錯覚し、その人と一緒にいれば、自分が成長できると思える
  • また、変りたいと思っているところを指摘されるので、一緒にいれば変れるかもしれないと思うことができる
  • 『依存したい傾向が強い人』以外の人は、この人と一緒にいると自分の自由が奪われる為、なかなか親密になってくれない
  • 人間不信から来る無用な孤独感によって、より良い人間関係を諦め、無いよりはマシというところで妥協するようなところがある