21 話す内容

心理カウンセリングでは「自分の秘密を包み隠さず話さなければならない」と思っている人がいますが、そのようなことはありません。話したいこと・話しても構わないことを話せば良く、話したくないことは話さなくても良いのです。

話しているうちに、心理カウンセラーとの間に安心感のようなものが生まれてくると、話したいこと・話しても構わないことの範囲が自然に広がって、以前は話したくなかったことでも、話したいこと・話しても構わないことに変わっていくものも出てきます。

そんな自然な心の動きに合わせて、話したいことを話せば良いのであって、心理カウンセリングだからといって、秘密にしたいことを全て話して、心を丸裸にする必要はないのです。

一般的に、心理カウンセリングは、小まめにテーマを確認しながら進められます。

そのときの気持ち、課題の解決、出来事、不安、人間関係、症状など、相談者が話したいことなら何でもテーマにできます。

どのようなことを話せば良いか分からないときには、それを決めることをテーマとすることもできます。

ただ、テーマや目的を持って、心理カウンセリングに取り組むことも大切ですが、人との温かい関わりを体験することも同じように大切です。

ですから、明確なテーマがないときは、心と心のコミュニケーションのきっかけとなりそうなことならテーマは何でも良いのです。