心の苦しさと悩みを解決する記憶ネットワーク再構築療法

18. 気持ちの正しい話し方・聴き方

カウンセリングの勉強をしていると、その基本として

  • 無条件の肯定的関心
  • 共感的理解

というような言葉にしばしば出合うと思います。

カウンセラーを目指すということを考えると、これらのことは受け手(聞き手)、つまり、カウンセラー側の課題だと認識することは、当然、必要になってくるのです。

しかし、その感覚が一般的に正しいのかというと、そうではないと思っています。

現在、カウンセリングということに対する認知が世に広まりつつある中で、これらが受け手側の問題であるような雰囲気も広まりつつあのかもしれないと、何となく感じているので、ここでは、その辺のことについて、少し説明しておきたいと思います。

18-01. 愚痴と相談の違い

一般的に使っている相談という言葉には、曖昧な部分が含まれていて混乱してしまいがちなので、それを更に愚痴相談という2つに分けてみたいと思います。

愚痴と相談の違いについて簡単に説明すると次のようになると考えています。

  • 相談  自分の気持ちについて話すこと
  • 愚痴  自分気持ち以外について話すこと

これを、次のような出来事を例えに、もう少し詳しく考えてみたいと思います。

Aさんにみんなの前で「あなたは何をやってもうまくできないわね」と言われて辛い気持ちになった

これを誰かに話すとき、愚痴と相談を意識すると次のような違いになります。

  • 相談 Aさんにみんなの前で「あなたは何をやってもうまくできないわね」と言われて、つらかった・・・。
  • 愚痴 Aさんは、嫌な人なのよ。みんなの前で「あなたは何をやってもうまくできないわね」なんて言わなくてもいいのに!
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