11. 「こころ救済システム」を体得する流れ

前節では、「嫌な気持ちを大丈夫にする道筋とはどういうものか? 」を実現するシステムについて説明しました。

今節では、子供がそのシステムを体得する流れについて説明したいと思います

11-01. 第一段階(新生児期~乳児期)

この時期の子供の感情表現は、自分に不快な感じが生じたとき、それを『泣く』ということで表現し、親が何らかの対応をした結果、不快が解消すれば、スヤスヤ眠るといったパターンが繰り返されます。

基本は

  • お腹が空いたら、乳を飲ませてもらう
  • 排泄したら、オムツを取り替えてもらう

ということで、子供が泣いた時、親の対応は、まずその辺のことをチェックすることから始まると思います。

それでも、子供の不快の原因が分からないとき、「暑くないか?」「寒くないか?」「うるさくないか?」「痛くないか?」などなど、解決するまで、子供の不快の原因を推測し、その解消への試行錯誤を続けます。

それでも、原因が無いとき、『ただ、抱き上げて子守唄でも歌いながらあやしていると、寝てしまう』なんてこともよくあることだと思います。

ここは何の根拠もなく直感的に書いてしまうのですが・・・

この『何だか分からない不快な状況のとき、あやしてもらうと安心になって眠ることができた』という経験を重ねることが、「訳の分からない不快な感じでも、誰かと関わってもらうことで安心になるだろう」という期待感につながるのかもしれないというように思います。