『正しい言葉』を遣わせる(その2)

3-3. それぞれの人にとっての真実

「3-2.因果関係」では、

  • 「心の苦しさ」と「原因」は、人それぞれの解釈によって結びつけられる

と説明しました。

そのようにして、一旦、つじつまの合った解釈が成立してしまうと、「心の苦しさ」・「原因」・「解釈」は一体化してしまい、そこから意識が離れなくなってしまいます。

これが、いつまでも悩み続けたり、何かに執着し続けたり、何かを恨み続けたりしている状態です。

その因果関係について繰り返し考えていると、それは自己暗示として働き、「心の苦しさ」・「原因」・「解釈」の結びつきは、本人の中では「真実」となってしまいます。

本人にとっては「真実」と思えるのですが、他人からは、

  • その解釈はつじつまが合っていない
  • 遣っている言葉が曖昧でよく分からない
  • いつまでもそれにこだわる理由が分からない

と感じてしまうものです。

普通の人は、感情ではなく、因果関係の方に意識が向いてしまっているので、自分にとっての真実をいくら説明しても、理解してもらえず、また、感情を排出することもできません。

このような心理状態に陥ると、自分自身も、自分の感情には意識が向かなくなり、その感情を排出することも出来ずに、いつまでも苦しい気持ちから解放されなくなります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です