『正しい言葉』を遣わせる(その2)

3.因果関係(解釈によって作り出される原因)

3-1.ここまでの説明のポイント

ここまでの説明を整理すると、「1.心が苦しいと感じてしまう原因」では、

  •  感情を排出せずにため込んでいると不快な感覚を抱えてしまう

ということを、

「2.怒りは感情ではない」では、

  • 不快な感覚他者に投影すると、自分に生じている感覚を他者に対する怒りと解釈してしまう

ということを説明しました。

3-2.因果関係

この世界には「自分に苦しみを感じさせる原因の候補」は無数にあります。

そんな無数にある候補の中から、「それが苦しさを感じさせる」と自分自身が納得できる解釈が頭の中で成り立ったときに、人は、それを苦しさの原因と考えます。

解釈に当たっては、各自の「経験」・「意識の向きやすい対象」・「それまでに蓄積した知識や情報」・「その時に気がついた事象」など多くのことが関係しているので、「心の苦しさ」の原因に対する解釈には、様々なバリエーションが生じます。

同じ種類の「心の苦しさ」を抱えていたとしても、人によって原因と考えることは異なってくるということです。

コンプレックスは、この分かりやすい例です。

自分の容姿にコンプレックスを感じて悩んだり、自分の能力にコンプレックスを感じたり・・・

容姿にコンプレックスを持っていたとしても、その対象が、顔であったり、体型であったり・・・

それをコンプレックスにしてしまっている理由が他人には分からないのは、このようなことが関係しているからです。

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