『正しい言葉』を遣わせる(その2)

1-2.子供との関わりとの対比

 「(3) 自分では心の苦しさを解消できない」という状態に陥るには、理由があります。

詳細は説明しませんが、ここでは、次の大前提を確認しておいて下さい。

  • 生じた感情を適切に排出することが出来れば、心は直ぐに楽な状態を取り戻す
  • 感情を排出せずに蓄積していると、「心が苦しい」と感じる状態に陥る

違う表現をすると、

  1. 何らかの出来事によって悲しい気持ち・つらい気持ちになっても、その感情を誰かに見守られながら排出すれば楽な気持ちを取り戻せる
  2. 何らかの出来事によって悲しい気持ち・つらい気持ちになったとき、誰にも話さずに抱え込んでしまうと、苦しい気持ちはなかなか回復しない

これは個人の持って生まれた性質というよりは、次のような経験(特に、親子関係の中での経験)の違いからきています。

  • 子供の頃に、「悲しい気持ち・つらい気持ちを話せば受けとめてもらえる」という関わりを繰り返し体験した。
  • 子供の頃に、悲しい気持ち・つらい気持ちは一人きりで我慢するように強いられた

人が「穏やかな気持ち」を取り戻すためのもっとも効率の良い方法は、感情を排出することです。

親が誤った子育て論を鵜呑みにすると、「わがままを許してはいけない」「きちんとしつけなければならない」と、子供が泣いていると「抱きしめる」以外の対処をしがちになります。

その結果、子供は、悲しくなったりつらくなったりすると、

  • 自分の心が弱いからだ
  • 自分の心に問題があるからだ

などと考えてしまい、いつまでも、心を穏やかな状態に回復させられない大人になってしまうのです。

ですから、自分の感情に気づき、それを適切な方法で排出することは

とても大切なことなのです。

ただ、「怒り」は別物です。

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