『正しい言葉』を遣わせる(その2)

6.心理カウンセリングについて

「3-2.因果関係」では、、

  • 「心の苦しさ」と「何らかの対象」とが、「解釈」という接着剤によって結びついてしまう

といったことを説明しましたが、客観的には、

  • 「心の苦しさ」が「原因となり得る対象」を見つけ出させ、更に、「心の苦しさ」が「見つけ出した対象」が原因だと納得できるように解釈させる

と理解することができます。

 

つまり、接着剤は「心の苦しさ」で、「心の苦しさ」が解消すれば、「心の苦しさ」を「投影する対象」を見つけることも、「心の苦しさ」と「投影する対象」とを結びつけるための解釈をすることも、必要なくなってしまうのです。

ですから、心理カウンセリングや催眠療法などで、感情のアンプリファイ(増幅)や感情への没入という技法を使って、感情の排出を妨げる堤防を決壊させて排出すれば、今までどうしてそのことで悩んでいたのかが分からなくなってしまうこともしばしば起こります。

感情を吐き出して頂くために、「誤った言葉」の中に隠れてしまった「本来の望み」や「感情」に気づいてもらう必要があります。

ですが、子供の頃に、「感情を吐き出して親に受けとめてもらう」という経験が少ないと、自分の本来の望みや感情に気づくことが、とても難しくなります。

なかなか自分の感情に意識が向かないからです。

で、感情以外のことを話していると、せっかく心理カウンセリングを受けていても、やがて意味が感じられなくなってしまいます。

感情に焦点が当たりそうになると「感情を否定されそうな感覚」が生じてしまうこともあります。

もともと心理カウンセリングは感情に焦点を当てようとするやりとりが中心になりますので、そのような感覚が生じてしまうと、心理カウンセリングが苦しくて耐えられなくなってしまいます。

将来、子供がそのような苦労をしなくても良いように、子供のうちに、誰かに、自分の感情を聴いてもらえれば、穏やかな気持ちが取り戻せるという体験を沢山させて上げて下さい。

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