心の苦しさと悩みを解決する記憶ネットワーク再構築療法

『甘やかす』という言葉が振りまく誤解

「甘やかす」の意味

現代の親たちは、『子供を甘やかしてはいけない』という言葉に、振り回されのような気がしています。

おそらく、「甘やかさない」という言葉は、子供が我を通そうとすることを許さない、つまり、子供が自分の思い通りになるように振る舞ってばかりにならないように抑え込むという意味で使っていると思います。

そんな我慢を子供が身につけさせるためには、親に逆らう子供がつらい気持ちになるような状況を作り出し、そのつらさに一人孤独で耐えなければならないような状態を作り出すことが、効果的です。

しかし、子供の将来を考えた場合、そのような対応ばかりを繰り返されると、心に苦しさをひとりで抱え込む習慣を身につけさせることにつながるので、注意が必要だと考えています。

ピュアハート・カウンセリングのホームページの中で、成人の心の苦しさの原因とその解決について説明しています。少し長いのですが、興味のある方は、ご参照下さい。

 

考慮すべき対応

ポイントは、

泣いている子供を抱き上げてあやすことは、甘やかすことにはならない

ということです。

親の言うことをきかずに泣きわめく子供を抱き上げたところで、子供が我を通すことを許すことにはならないのです。

抱き上げ子供をあやしながら、我慢させれば良いのです。

「我慢する」ということには変わりないのですが、その我慢のし方が全く違うのです。

  • ひとりで我慢させれば、 「いつか自分の思い通りにしてやる」という思いを増幅させながら、その時は自分の気持ちを抑えることになります。そして、すっきりした気持ちになることは少ないと思われます。
  • 親にあやされながら我慢した場合は、 その時我慢しなければならなかったことに対して、それほど執着することなく、そこから離れることができるようになるようです。

一人で叱ってあやすということは、精神的な負担が大きくなりますので大変です。

できれば、他の協力者に、あやし役をお願いする方が楽にできると思います。

一般的には、夫婦の協力によって実現できることだと思います。

ただ、欲しがるのを我慢させられる子供をあやすのは容易ではないことは多いです。

手足をばたばたさせることも多く、結構痛かったりもします。

私の経験的には、短い時は5~15分、長い時には1時間30分ほど、 「そうやね、そうやね、そうしたいよね・・ でもだめだよ」 と繰り返し言いながらあやしていると、子供の思い通りにしなくても、子供は大丈夫になる(すっかりと機嫌良くなる)という感覚を得ています。

親にもしなければならないことなどがあって、そんなことばっかりできない事情もあります。

ですから、可能なときには、できるだけ、そのように対応してみると良いと思います。

他に何も考えることなく、ただ、子供を抱きしめながら 「そうやね、そうやね、そうしたいよね・・ でもだめだよ!」 と繰り返すだけで良いのですから、考えようによっては、とても楽なことだということもできると思います。

ちなみに、1時間30分の記録は、6歳の長男が、なぜかポケモンのカードをハサミで切りたがり、切らせたら、「元に戻らない!新しいのを買って!」と泣き叫んだ時でした。
本当にハサミで切ってみたかったし、本当に、大切にしていたカードだったのだろうと思います。
最後は、「セロテープでとめてくれたらいい」と自分から言って、カードをセロテープでつなぎ合わてあげると、「ありがとう!」と言って、そのカードをうれしいそうに持って走って行ってしまいました。 ヤレヤレ・・・・
『甘える、甘やかす』についての詳細は、ピュアハート・カウンセリングのホームページで説明していますので、そちらをご参照ください。

 

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この記事は、ピュアハート・カウンセリングの心理カウンセラー 田中 順平 が書いています。

心理カウンセラー 田中 順平

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