あなたにもある心を回復する機能

本書から

はじめに

私は、学生時代、「どうして自分は、こんな出来損なった心をもって生まれてきたんだろう……」と真剣に苦しんでいました。

今思えば、その苦しさは、子供の頃からずっと感じていて、それと孤独に戦ってきたように思います。

そんな私でも、なんとか就職し、大阪の職場でしばらく働いたとき、東京に転勤することになりました。

そして、何ヶ月か経過した頃、頻脈や不整脈が身体症状として現れ始めました。

大学病院に行っても異常は見つからず、医師から「気のせい気のせい」と言われ、「これは気合と根性で治すしかないのだ」と決意したことを思い出します。

しかし、お酒を飲んでも、スキーに行っても、海に行っても、直ぐに症状が出てしまい、「死ぬって、こんな感じに急に訪れるんだなぁ……」なんて覚悟するような状態になったこともあり、

おとなしく過ごす方向に切り替えたのですが、安静にしても、そのような状態にしばしば陥るようになってしまいました。

部屋の中を四つん這いになって移動したり、家の前に救急車が来るのは恥ずかしいと思い、深夜にいつでも救急車が呼べるようにと、公衆電話の前まで行ってその症状に耐えていたこともありました。

やがて、パニック障害の症状も現れ、電車に乗るのも必死、車に乗るのも必死、喫茶店や居酒屋などの店にも入れない状態にもなってしまいました。

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