カウンセラーの座禅体験記

 

カウンセラーの座禅体験記(その6)

攝心(せっしん)と坐禅会に、参加しましてきました。(2003年08月09日〜10日)

 

【独参:2003.08.09】

 私  :2日間坐禅するに当たって確認したい。
坐禅中何かを考えたほうが良いのか?
それとも、壁に向かって「壁壁・・・・」など繰り返し唱えるなどして、思考を止めるようにするほうが良いか?
 老師 :「壁壁・・・・」など唱えて座っている人に対しては、「ご苦労さん」としか言いようがない。
 

私は、座禅とはどうすべきものなどと言ったことはない。
けれども、みんなあれこれと勝手に考えて、それをやろうと努力する。


悟りがあなたの中にあるとしたら、こうしている今もあなたは悟りの真っ只中にいる。
今さら何になろうとするのか?


悟る前と後で、いったい何が変わると思っているのか?
悟りの真っ只中にいるあなたを悟っていないと否定するのは、いったい誰なのだろうか?
そして、仮に「あなたが悟っている」と私が認めたとして、それがいったい何になるのだろう?


悟りの中にいるのに、いったい何を待っているか?

 

【老師の話】

「本来の自己」は、それぞれの中に間違いなく存在する。
けれども、そのことを禅の師匠があえて言うのはなぜか?
 

坊主の仕事とは、「河の傍らで水を売る」ようなもの。
本当の自分であるのにそれに気づいていない人にそれを教える。


私たちは今まで「何かである」(主語+動詞)、すなわち意味の中での「私」であった。
これは、借り物で私たちが成り立っているということ。
だから、価値に振り回されてしまう。


公案は理では解決できない。
意味から離れた「私」に導いてくれる。

 

【独参:2003.08.10】

私  :特にないが、最後に話したいと思い来た。
坐禅をするにあたって、昨日言われた「待っている」という言葉は大いに役に立った。
「いったい何を待っていたのだろう?」そう気がついたとき、座ることがそんなに苦ではなくなった気がする。
でも、悟りが何かとかいうことは分からなかった
老師 :わかろうとしなくても良いんじゃないですか・・・。


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