症状の「もう一つの説明」

 

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共依存

説明

一般的な説明共依存は、自分以外の身近な他人(配偶者、親族、恋人、友人)に気を向けることで、「自分の本当の気持ちや感情が分からない」という大きな不安を打ち消そうとする行動パターンから逃れられなくなった状態です。

他人の責任を代わりにとり(相手が自ら責任を取ることを許さない)、「自分がついていなければ、相手はひとりではやっていけない」というような共生関係を作り上げ、自分の存在価値を確かめようとします。

もう一つの説明

症状の「もう一つの説明」共依存という言葉を使うと問題に思えますが、普通の生活の中では、そのような事には、まず気付かないと思います。そこで、「相手が相手のペースでことを進めるのをのんびりと傍観できるかどうか」ということをチェックしてみて下さい。もし、途中で痺れを切らせて口出ししたり手出ししたりし易い傾向性があるなら、共依存関係を作ってしまいがちなところがあるかもしれません。行動の途中でそれを相手から取り上げてしまうため、相手は次第にそれをしなくなってしまうからです。また、共依存関係を作ってしまうパートナーを引き寄せ易いというところもあると思います。

また、一緒にいると、肉体的、或いは、精神的に辛い思いをさせられるにもかかわらず、その相手から離れることが出来ないといった状況のときも、共依存の関係にある と表現されます。そんな中にも、お互いに依存し合っているところがあるからだということのようです。

この問題は、自分の問題を解決しない限り、例え違う人にパートナーを変えたとしても、同じような傾向性を持つ人を選んでしまうところがあります。ですから、 まず、自分自身を見つめ直そうとすることが大切だと思います。

ただ、一般的に共依存という言葉を使うとき、「相互の依存関係がある」ということが問題視されているようなのですが、お互いに依存しあっていても、お互いが満たされているのなら何の問題もありません。しかし、そこに問題意識を持ったから、共依存という言葉にたどり着き、それが問題だと確信したのです。

ここで重要なことは、「共依存が問題」ということではありません。もともとは、何に問題意識を持っていたのがということです。問題視するということは、満たされない何かがあったということです。ですから、その時の自分を満たす為に何ができるのかを具体的に考えてみると、自分がどうして困っていたのかが明確になるだろうと思います。

それができなくて困っているのです。別に共依存で困っているわけではないのです。

それができない事情は、目の前の人との関係性の中にあるのかもしれません。また、それ以前の人生の中にあるのかもしれません。そんな事情を理解することは、きっと、自分を満たすための行動を起こすきっかけを与えてくれるだろうと思います。考えるべきことは、共依存という問題を解決することではなく、自分を満たすためのより良い行動を考え、その行動を上手く成し遂げるということなのです。

 

最後に子供の立場の人の為に少し書いておきたいと思います。

親の保護下にある子供は、「養育されなければ暮らしていくことは難しい」という日本の社会構造の為に、 心理的にも親の支配から逃れ自立することが困難だという現実があります。 ですから、親子関係は構造的に共依存関係になり易いところがあります。ですが 、子供だから仕方が無いと、諦めていたのでは、精神衛生上よろしくありません。そんな中でも、自分の為にできることを考えようとすることが大切だと思います。

心理的な自立が許されない家庭で生活していると、「自分の家庭では当然のこと」だと頭では理解していても、恐らく、イライラした感覚や、モヤモヤしたような感覚を感じているだろうと思います。そんな感覚をじっくりと見つめ、隠れてしまっている本当の気持ちに気付こうとすることは、一人の人間として 自立する為の大切な一歩になるのではないかと思います。

このような状態の時は、ある傾向性をもった「感覚・感情、思考、行動」の一連のパターンが身についてしまっていることが多いため、自分ひとりで は、苦しい世界にはまり込んでいることに気付いたり、柔軟にそこから抜け出す方法を考えたりすることは、ちょっと難しいところがあ るかもしれません。色々な人と話をしたり、カウンセリング等を活用したりすると、解決までの時間の短縮につながるだろうと思います。

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