症状の「もう一つの説明」
ヒステリー
説明
無意識の葛藤や欲求不満が身体的・精神的症状となって現れるとされています。
症状は暗示や状況によって変化し、演技的で葛藤回避や疾病利得などの心理的な意味を持つことがあると言われています。
- 転換型:
- 運動麻痺・知覚麻痺・痙攣・失立・失歩・失声など身体症状に転換される
- 解離型:
- もうろう状態・健忘・記憶喪失などの精神症状が現れる
もう一つの説明
このような状態は、本当の気持ちを言葉で表現するのではなく、行動や態度や状態などを利用して表現しているという側面があると思います。ですから、自分の感情や気持ちに気付き、それを言葉で表現できるようになっていけば、恐らく、このような状態から抜け出していけるのだろうと思います。
しかし、今の本当の気持ちをいきなり言葉で表現しようとしても、何をどう表現したら良いのか分からなくて困ることも多いと思います。
一般的に、人が生まれた時には、感情や気持ちを表現する方法は自分の体(行動や態度や状態など)を使って表現するしかありません。しかし、言葉を身につけ、身につけた言葉によるコミュニケーションを繰り返しながら、成長に伴って『言葉』で表現できる割合が増えてきます。ところが、その成長過程において、言葉で表現しても仕方がないような何らかの事情があると、その人の人生においては、言葉は感情や気持ちを表現する方法としては、妥当ではなくなってしまうために、言葉以外での表現を選択するしかなくなってしまうのだろうと思います。また、成長過程では言葉での表現を鍛錬していたとしても、現在置かれている状況において、言葉では伝わらない状況があると、やはり、同様の表現方法を選択するようになってしまうのであろうと思います。
そんな自分自身の人生を取り巻く事情を理解しようとしたとき、きっと、表現したかった気持ちや感情が見えてくるだろうと思います。
もし、医師によって身体的な疾患がないと診断されたら、自分自身の本当の気持ちにもう一度見つめ直してみることが大切かもしれません。自分の気持ちに気付いたり、気持ちをうまく表現する事が苦手な傾向があると、自分一人だけで、それをするのは少し難しいいところがあるかもしれません。
身近な信頼できる人やカウンセラーを相手に、焦らずにゆっくりと時間をかけて自分自身のことを話し、そして聴いてもらうことは、きっと、安心な雰囲気の中で、自分自身の本当の気持ちに気付き、表現できるようになることの助けになるだろうと思います。
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