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 ■■子育てマニュアル(2)■■ (第4章 心の発達に関わる理解【補足説明】)

この章は、子育てマニュアル(1)の補足説明集です。
子育てマニュアル(1)と合わせてお読み下さい。

5.最後に

5−3.人に優しい世界にする為に

普通、子供が社会に出て行くまでの流れは、次のように認識されていると思います。

 

(1) 親が子供を育てて一人前にする
(2) その途中、学校教育が、サポートしてくれる
(3) 一人前になった子供は、社会に出て行く

 

しかし、これまで説明したように、家庭は、子供を自立した人として育てる場所ではなくなりつつあります。

そして、その事によって、日本人の心が病んでいくとしたら、これは、家庭の問題というよりは社会の問題として捉えるべきではないかと思います。

宗教的な事を言うつもりは無いのですが、母親や父親は、自分たちが作ったという意識から、子供を自分たちの所有物であるかのような錯覚に陥りがちです。

しかし、『命』という捉え方をすると、父親と母親は、命を生み出すシステムにおいて一役を担っているものの、父親や母親という存在を超えたところから、命は生まれてきます。

そして、その命が生きる場が、社会であるとしたら、命、つまり、子供は社会から、父親と母親が預かっているというように捉える事が出来るのではないかと思います。

ですから、現代においては、学力を重んじる教育の場ですが、これを、社会へ子供を返してもらう為の場と捉えることが、これからの世の中には必要なのかもしれません。

社会が子供を預ける親の中には、心を育てることが下手な人も沢山います。

そして、これまで説明したような状況に陥ってしまう子供たちがいます。そんな苦しみの種を蒔かれた子供たちをいち早く発見し、救い出すことをその役割とするのです。

もし、可能であれば、教育機関以外でも、大人がそのような子供と関わってあげれば良いと思います。

そして、心の中の苦しみの種を解決した大人に育っていくことが出来れば、その人たちが新しく作る家庭に、社会の子供を安心して預ける事が出来るようになるのだろうと思います。

そんな社会になったとき、生みの親、育ての親は、ようやく子供たちの本当の親になれるのかもしれません。

 

あなたの子供、そして、あなたに関わるよその子供が、どのようなコミュニケーションにさらされているかに注意を向けて下さい。

「家庭のコミュニケーションは、外からは見えない」という事に、どのように向き合っていくかが、社会の課題ではないかと思います。

 


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