心のマニュアル
■■子育てマニュアル(2)■■ (第4章 心の発達に関わる理解【補足説明】)
この章は、子育てマニュアル(1)の補足説明集です。
子育てマニュアル(1)と合わせてお読み下さい。
5.最後に
5−2.現代の日本で、『家族の全員にとって居心地の良い家庭』を作っていくために
現代社会では、子供にとって、父親とのコミュニケーションは、日常ではなく、非日常のことになってしまっています。(朝と夜や休日といった限られた時間、すなわち、子供とっての非日常にしか、父親は存在しないということです。)
ですから、極論すると、父親と子供の関係は、親子になった時点で、既に、社会のシステムによって破壊されているといえ、喧嘩しているのと同じような状態になっているのではないかと感じています。(もちろん、そんな中で、良好な関係を築き上げておられる家庭が沢山あるのということも事実です。)
ですから、家庭において最優先されるべき課題は、『父親と子供のコミュニケーションの修復』であると私は考えています。
家族の間には、家という空間を共有することから、前に説明した「コミュニケーションを持ちたい」という気持ちは常に働いているだろうと考えています。
ですから、コミュニケーションが壊れている状態においては、本人たちが意識できていなくとも、壊れたコミュニケーションを修復したい、つまり、仲直りしたいと願っているのだと思います。
そこで重要な役割を果たすのが母親の存在なのです。
多くの子供たちにとって、母親は、非日常ではなく、日常の存在です。母親は、子供たちの気持ちの中では、一番身近で信用できる存在です。
その子の母親であるという事実は、子供にとって、何者にも勝る偉大な存在であるこということを意味するのです。
そんな位置づけである母親だからこそ、仲直りをしたがっている父親と子供に対して、協力してあげられることは、沢山あるだろうと思います。
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