心のマニュアル
■■子育てマニュアル(2)■■ (第4章 心の発達に関わる理解【補足説明】)
この章は、子育てマニュアル(1)の補足説明集です。
子育てマニュアル(1)と合わせてお読み下さい。
5.最後に
5−1.現代の家庭事情
人は、『社会』というものを形成して生活しているところから考えると、サルや馬たちと同じように、生まれながらにして『群れ』を作りたいという習性(気持ち)を持っている動物なのだろうと思います。
そして、他者が「自分と同じ空間」と感じる領域に存在すると、無意識にその心理が本能として働いて、何らかのコミュニケーションを通して関係性を築きたくなるのが、『人の性(さが)』なのかもしれません。
現代の日本では、サラリーマンの父親は、どうしても、家庭において不在になってしまいがちなところがあります。
それは、父親の問題というよりは、今の日本社会のシステムによって引き起こされているという見方も出来るかもしれません。
つまり、日本の社会が、コミュニケーション不全のベースを作ってしまっているということです。
そんな状況の中で、父親と家族(特に父親と子供)とのコミュニケーションに何らかの問題が発生しまっても、そんなに不思議ではないように感じます。
また、その問題が、社会の仕組みにより引き起こされているとしたら、父親だけの努力で解決しようとするのは、とても困難なことかもしれません。
ですから、まず、家族の全員が、今の日本社会、或いは、近代社会においては、家庭問題が発生しやすい基盤が、家庭以外の要因によって、既に出来上がってしまっているということを理解し、次に、それを回避するために、お互いがどのようなことで協力し合えるのかという意識を持とうとすることが大切なのです。
また、父親も、このような問題があることを理解して、積極的に子供と仲良くなろうとして下さい。
そして、母親に、協力を求めてください。その為に、夫婦が仲良くなっておいて下さい。
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