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 ■■子育てマニュアル(2)■■ (第4章 心の発達に関わる理解【補足説明】)

この章は、子育てマニュアル(1)の補足説明集です。
子育てマニュアル(1)と合わせてお読み下さい。

1.人間感のベースを身に付ける流れ

1−1.感覚が違うだけで、自分が否定されたように感じてしまう

コミュニケーションは、お互いの感情や感覚や思考や行動が異なるということを認識するところから始まります。

それらが全く同じならコミュニケーションは必要ありません。

しかし、コミュニケーションをしたくなるということは、自分自身が、お互いのそれが異なっていることに気づいている証拠なのです。

しかし、相手から自分とは違う感情や感覚や思考や行動が表明された時点で、イライラしたような感覚につつまれて、コミュニケーションを終了したくなってしまうことがあります。

それには、過去の自分の感情や感覚や思考や行動の扱われ方によって、身にまとってしまった結末の予感が関係していると考えています。

そして、自分の感情や感覚を否定されることを繰り返し経験すると、否定されるという結末が、スタート時点で予測できてしまったような錯覚に陥ってしまうのです。

例えば、ありえない話なのですが、家のドアを開けたとき、そこにライオンがいたとします。

その時は驚いてドアを閉めたとしても、はじめのうちは、「あれは、たまたまだったのだろう」と思って、再びドアを開けようとすることが出来るかもしれません。

しかし、それが毎回のことだと、もう開けることが出来なくなってしまうような感じです。

家には違うドアがあることに気づけば、ライオンのいない世界に出て行けるかもしれませんが、もし、ドアがひとつしかないように感じてしまうと、身動きが取れなくなってしまうかもしれません。

 

この例を使って、「悩みから開放される」ということをついでに説明しておきますと

  • 昔は居たライオンがもう居なくなっていたということに気づくこと
  • 意識しているドアとは違うドアが他にも沢山あるという事実に気づいていくこと

と表現できると思います。

ですから、子供には、「最後は、きっと分かり合える」という良い結末の予感のプレゼントを続けていこうとすることが大切だと思います。

「きっと、分かり合える」という予感につつまれていれば、お互いの相違に気付いても、逆に、ワクワクすることさえ出来るのだろうと思います。

 


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