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 ■■子育てマニュアル(2)■■ (第4章 心の発達に関わる理解【補足説明】)

この章は、子育てマニュアル(1)の補足説明集です。
子育てマニュアル(1)と合わせてお読み下さい。

0.心の発達を理解する為に知っておくべきこと

0−3.新しい家庭を築き上げていく時のポイント

新しい家庭を築き上げていく時のポイントは、細かいことを言い始めれば限りなくあると思いますが、それらのほとんどは枝葉で、根幹となる重要なことは次の1点ではないかと考えています。

お互いのことを知ろうとするコミュニケーションを持ち続けようとする

 

ここでは、お互いの感覚や感情や思考や行動を大切にし、お互いが満足できるような結論を探し続けようとする関係を『分かり合おうとする人間関係』と表現することにします。

『分かり合おうとする人間関係』が疎かにされていた家庭で育った人は、夫婦という形態をとることによって新たな問題を抱える事になってしまうのです。

夫婦共に『分かり合おうとする人間関係』に関する感覚を持っていた場合、共に過ごす年月は、二人がお互いを理解し合うことを手伝ってくれるだろうと思います。

しかし、夫婦の両方、或いはどちらかが、この『分かり合おうとする人間関係』に関する感覚が薄い人だった場合は、その夫婦が作る家庭は、子育ての前に、この『分かり合おうとする人間関係』ということに気付く為の学びの場となるのです。

そして、結果として「お互いを分かり合おうとする人間関係」にたどり着けるにしても、結婚してしばらく(数年間)は、その夫婦は混乱した人間関係を過ごす事になるだろうと思います。

しかし、子供は、両親が学び終わることを待ってはくれません。

つまり、子供達は、「分かり合おうとする人間関係」という事に関しては、ズブの素人の家庭に生まれてくる事になるのです。

ですから、親は子供にコミュニケーションを教えてやるというよりは、子供をコミュニケーションを一緒に学ぼうとする友だと思った方が近いのです。

逆に、素直なコミュニケーションをとろうとする子供は、コミュニケーションの師匠と位置づけるべきかもしれないのです。

ですから、もし、ある程度成長した子供のことを理解しようとするときは、「現在の家庭」を点検すると共に、「過去の家庭」で子供が何を学んでしまったかを、合わせて点検してみることも大切かもしれません。


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