心のマニュアル
■■悩み解決マニュアル(2)■■ (第2章 悩みを解決する【補足説明集】)
この章は、悩み解決マニュアル(1)の補足説明集です。
悩み解決マニュアル(1)と合わせてお読み下さい。
8.コミュニケーションの回路を開く
8−3. あなたは、どのようなタイミングで望みが叶わないと決める傾向がありますか?
少し、哲学的な話をさせて頂きます。
人生を、「始まりと終わり」という観点で区切ろうとすると、いくらでも細かく区切ることができます。
例えば、希望する学校に入学しようと勉強して合格や不合格という結果を経験することは、一つの区切りとすることができるかもしれません。しかし、人生を区切ろうとしなければ、今の科学の認識によれば、「生まれて始まり死んで終わる」ということになり、成功や失敗は、人生においては途中でしかないということになります。
死は突然訪れます。
何かを成し遂げる事だけを人生の意味と考えていると、死を迎えるときに、それが達成されていないと、多くの未練が残ってしまうような気がします。
また、人生の目標と意識していた事が達成されてしまうと、それから先、どのように生きていけば分からなくなるかもしれません。
もちろん、何かを成し遂げるということも、人生にとって大切な事の一つかもしれません。
しかし、それよりも、どういう状態で終わりを迎えることができるかということのほうが大切なように思えるのです。
つまり、いつ終わりを迎えたとしても良かったと思えるような状態に自分をしておくことが大切なのです。
それが分かれば苦労はしないと怒られそうなのですが、簡単に表現すると、『いかに途中を楽しむか』ということではないかと考えています。
人生が苦しいと感じるとき、「自分にとって良かった事を途中とし、悪かった事で終わりとして区切りをつける」という傾向に陥ってしまっていることがあります。
また、これは、人間関係においても、「感情や感覚や考えの相違をコミュニケーションの終わりと認識する」という傾向性として現れることが多いです。
しかし、人それぞれの感情や感覚や考えが違うということは、当たり前のことです。
つまり、本当のコミュニケーションは、感情や感覚や考えの相違によって始まるのです。
これらの終わりと認識する傾向を身につけている人がダメだと言っているのではなりません。
それらの傾向性には、それを身に付けなければやってこられなかった苦しい背景や事情があるのです。
(※関連内容:第4章「1−1.感覚が違うだけで否定されたように感じてしまう」)
ですから、まず、そんな自分自身の背景や事情を理解して、自分の苦しさを自分自身が理解してあげてください。
はじめにも説明しましたが、人生には、もともと、そんな区切りは無いのです。ですが、区切りも、次のように捉えようとすれば、自分の人生を豊かにするために利用することは出来るような気がします。
- 自分にとって悪い事を途中とし、良かった事で終わりとして区切りをつける。
- 感情や感覚や考えの相違を、コミュニケーションの始まりと認識する
このように区切りをつけるには、「自分の願いは叶うだろう」という予感や、「お互いを分かり合えるだろう」という予感に、いつもつつまれている事が必要になってきます。
自分自身の背景や事情やその時の気持ちを理解し、そして、押さえ込んでしまっていた自分の本当の望みを思い出そうとすることは、そんな予感を取り戻す為の作業なのです。
また、人生の目標は、それを実現するというよりも、実現するまでの途中を楽しむ為に立てると考えると良いかもしれません。
また、一つの執着から自由になることは、途中になる他の楽しみに気付くことを助けてくれると思います。
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