【補足】 04-04. 反抗期について

4-4-1.別に反抗しているわけではない

子供が属する環境が広まっていく中起こる世界観の変化によって、次のような状態になっていることを反抗期と呼んでいると考えています。

  • 自分自身の世界観が定まらない事による不安定になる
  • 自分以外が執着する世界観との摩擦が生じる

ですから、本人は反抗しているつもりなどなく

  • ただ戸惑っているだけだったり
  • 周りの何かに執着している人たちが勝手に反抗されているように感じている

というのが正しい理解なのです。

4-4-2.子供が受けている衝撃

自分が認識している世界は、自分にとっては、あまりにも当たり前な世界です。

ですから、自分の物差しで計れないものは、排除しようとする傾向が出てしまうのは、やむを得ないところがあります。

しかし、その傾向は、自分にとって異常なことでさえ守ろうとし、そして、自分が望むものまでも排除してしまう状態になってしまうところがあります。

これが、抜け出すことができないと感じてしまう『悩みの世界』と表現することもできます。

その後、家庭以外の人たちの人間関係に触れる機会が増えてくると、「周りの人たちよりも自分の方がおかしいかもしれない」という疑問を抱いて、自己が崩壊するような衝撃を受けてしまうことになります。

思春期には、多かれ少なかれ、このような状態に陥ります。

それれは、家庭の問題が原因のこともあれば、子供の勘違いが原因のこともあるでしょう。

そのような状況に陥っているということを、家族は理解した上で見守ることが大切です。

4-4-3.反抗期の概要

(1)第一次反抗期
・「真の自由」と「生まれた家庭で出合った慣わし」との摩擦

(2)第二次反抗期
・子供の社会に関する理解が深まったり、行動範囲が広がったりすることに伴って直面した「社会の多様性」と、「画一化された家庭の文化」や「家庭の文化によって画一化された自分」との摩擦

《ひとり言》
本能としての巣立ちは、肉体的に成熟した状態において、このような心理的摩擦を発生させる事によって、実現されるように仕組まれているのかもしれないと思います。

本来は、この時点で、物理的に家庭から離脱すべきところかもしれないのですが、現在の社会では、思春期に物理的な離脱を実現することは、不可能にさせられています。

ですから、親は、残された離脱の道である『心理的離脱』を妨害してはなりません。

もし、心理的な離脱を阻害してしまえ、次の第三次反抗期としてぶり返してしまうのだと考えています。

(3)第三次反抗期  (※注 こんな言葉はないと思いますが・・・)
・親や社会の言う通りにしてきても、社会に出たときに、親や社会の言うようには画一化されていない社会と直面することによって引き起こされる「社会の多様性」と、「画一化された家庭の文化」と「家庭の文化によって画一化された自分」との摩擦


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