05. 心の苦しさに取り組む異なる2つの方向性
心の苦しさに向き合う際の、異なる2つの方向性
自分の気持ちと向き合おうとしたり、心の苦しさを解決しようとしたりするときに、選択される手段は、その方向性によって、大きく2つに分類することが出来ます。
この2つの方向性を混乱したままに対処していると、堂々巡りの思考にはまり込んで、抜け出せなくなってしまう可能性があります。
ですから、『どちらの方向性を自分が選択しているのか』ということを、まず、自覚しておくことがとても大切です。
- 患ってしまった心の病気を治療・改善することで、心の苦しさを解消しようとする
- 『普通の心』が陥ってしまった『心が苦しいと感じる状態』から、『楽な状態』へと導こうとする
病気や症状の問題として取り組む
前者は、病気と認定されることによって、治療という医師による対処が開始されます。
この治療によって、『治癒される』流れがあるときは、その流れに乗ると、解決は早いと思うので活用すべきだと思います。
その説明は『症状のもう一つの説明』の最初にしていますので、そちらをご参照下さい。
《参照:症状のもう一つの説明》
http://www.pureheart-counseling.com/%E7%97%87%E7%8A%B6%E3%81%AE%E3%82%82...
心の苦しさを、『何らかの事情によって陥ってしまった状態』として取り組む
後者は、心の苦しさを、普通の人がある要因(環境、思想、暗示、事情・・・など)によって陥る状態であると考え、その人を含む全体性の中で調整を図ろうとします。
簡単に表現すると、
- 『病気ではない』という立場に立って向き合う
ということも出来ますが、正確には、
- 『病気である』とか『病気でない』という区別とは、無縁の立場に立って向き合う
と言った方がより正しいと思います。
『心の病気』という立場からのアプローチの例
これらの情報は、インターネットや書籍の情報として多数出回っているので、そちらを参照して頂くということで割愛します。
《参照:症状のもう一つの説明》
http://www.pureheart-counseling.com/%E7%97%87%E7%8A%B6%E3%81%AE%E3%82%82...
『病気』とは無縁の立場からのアプローチの例
座禅
- 「座禅をしている」という錯覚のもと、何もしていない自分、何の役割も持たない素の自分の心と向き合う
- 社会の常識によって惑わされた主観を脱ぎ捨て、自分本来の真の主観を取り戻す
これは、社会の常識・非常識による意味づけで、それらの言葉を用いて、自分の心を説明しても、それは本当の自分を説明したことにはなりません。
社会の常識・非常識に当てはまるように理解したに過ぎません。
社会が持たせた言葉への様々な意味づけから自由になれたとき、或いは、その方向性に気づいたとき、真の主観を取り戻すことができるのです。
そんなことを、禅の師匠は言っていたのだと理解しています。
http://www.pureheart-counseling.com/%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%82%BB...
無門関
「無門関」は公案(禅問答のようなもの)を集めたものです。(1つの話が1ページ程度のものです。)
私が通っていたお寺では、公案も、私たちが『意味の世界』から離れる助けになると、活用していました。
私は、便所本として常備しています。当初は、「何を言っているのか分からない!?」と思いながら、喜んでいました。
座禅体験記の中でも、いくつか公案を紹介していますので、まずは、そちらを。
http://www.pureheart-counseling.com/%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%82%BB...
禅の本
禅に興味がある方は、この本が分かり易いと思います。座禅への科学的なアプローチも紹介されています。
『精神病という認識』に関する歴史や背景を理解する
病名・症状名などは、国内外の学会・医学界などの権威組織、行政、時代背景などの影響を受けたもので、病名・症状名などが科学に基づいた真実を表している訳ではありません。
『精神病という認識』に関する歴史や背景を理解すると、病名や症状名への執着から離れ、本当の自分の気持ちと向き合うきっかけになる可能性は大きいと思います。
おすすめの書籍
精神病の歴史というと読みにくそうな感じがしているのですが、私は、とても読みやすく感じました。
結論として、今後の思考や行動の方向性だけを示す
同じようなことを、みんなが一から同じことを考えていても、時間の無駄ですし、特に心のことは、現代社会の常識から抜け出した位置から眺めないと、なかなか正解にはたどり着くことが出来ません。
もし、答えが出ていたとしたら・・・。
その答えに基づく、行動や思考方法だけを提示するのも、心の苦しさから抜け出す手伝いになると思います。
おすすめの書籍
この本の紹介に『茂木健一郎』という人が出てきますが、『脳』とは無関係だと思っておいたほうが良いと思います。
一見、自己啓発本のような、漠然とした「幸せをつかむ方法」を書いた本のような印象を受けます。
でも、私は、この本を読みながら、「そうそう、結局、私が言いたかったのはこんなことなのかもしれない・・・」と思いながら読みました。
当サイト
当サイトは、『心の苦しさ』について、普通の人の気持ちの流れとして理解しようとし、また、専門用語を使わない普通の言葉で説明することによって、『心の病気』という認識から、『普通の心が陥ってしまっている状態』という認識に引き戻そうとしています。
そのような認識の変化が、「普通の心は、どのような時に苦しくなり、どのようなときに楽になるのか」というように、『心の普通の営み』として向き合えるようになることにつながります。
そして、そんな『心の普通の営み』に対して正しく対処すれば、『心の苦しさを抱え込む状態』から解放されて、『苦しくなっても楽に戻れる状態』になることができるのです。
そんな内容を一冊の本にまとめました。
1部は理屈っぽい人たちを、理屈から引き離す為に、理屈っぽい表現で、心の苦しさについて表現しています。(少し、読みにくいかもしれません・・・)
2部は、心の苦しさを解決する方法を、具体的に説明しています。
2部と、合間に配置したトピックスは読みやすいと思います。
是非、お読み下さい!よろしくお願いします。
心身のバランスを整える
栄養のバランスが、心の苦しさと関係あるという考え方があります。
このような考え方も、結構、大切だと思います。
おすすめの書籍
栄養と心の関係についてざっと理解するには良い本です。
これを読んで、私は、昔から言われている『規則正しい食生活』をしようと思いました。
その他
あと、規則正しい生活、規則正しい睡眠、適度の運動なども影響するだろうと考えています。
その辺りは、情報収集できたら、また、別途、ご紹介します。
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